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A PRO TELLS YOU EASY PRINTING TECHNIQUES プロが教えるおきらく印刷術

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▲▼ プロが教えるおきらく印刷術 −76の質問− ▼▲ 第34頁

1970年01月01日 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                             
  印刷屋のサラブレット いしともがお贈りする
  
   ▲▼▲ プロが教えるおきらく印刷術 −76の質問− ▲▼▲


………………………………………………………06/06/14 第34頁…… □■
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先週は、東京の印刷博物館に行った話ししたよね。
実はその中で、紹介しなかった企画展示があったんだ。


それは、視覚心理を突いたこの北岡明佳氏の研究。



http://www.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/index-j.html



ぎゃ〜〜!! ぐるぐるまわってる〜〜〜。
 
  車酔いなど、しやすいあなたは気をつけてね。
  気分が悪くなったら、すぐ見るのをやめるべし。




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■■ 視覚心理学  ■■ 
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人間が感じる情報(感覚)の80パーセントは
視覚に関係していると言われてる…。 目って、働き者〜。


ねえねえ、蛇のぐるぐる見た? ↑ がはは。


これって錯覚を利用してる。
目だけ? うんにゃ錯覚ってほぼ脳の領域なんだって。


錯覚…?? 脳…??
 
むつかしすぎて、いしとも調べてるうちに
だんだん目が回ってきたよぉ。



で、じゃあこれってあなたの印刷にどう関係するの?
ってのが一番知りたいよね。


超簡単に説明すると…。

まず「色相環」っていうのを見て!


http://www.geocities.jp/sasa2suke/cc/cc2.html



丸い輪を書いて、赤・黄・緑・青を輪に沿って順番に
等分になるように配置し、それぞれ間をグラデーションさせる。


赤から黄色になるには 赤→オレンジ→黄色って感じ。


なんとなくイメージできた?


で、円の反対側に位置するのが 「補色」
赤色に対する補色は青緑色。黄色に対する補色は青紫色だね。 


ある色をしばらく見つめた後、白い紙に目を移動させた場合に
残像 として現れる色でもあるよ。



なーるほど!! 印刷物の配色を決めるとき、
この表を頭のすみに置きながら考えるとうまく行くかも…。



対象物を目立たせたい時には、補色を。
シックにしたいときには近くの色を選ぶって感じでね。


で、暖色は大きく見え、寒色は小さく見える。


そして、色彩の同化に注意。


同化? たとえばクリーム色のバックに黒い文字を乗せた場合。
クリーム色は元の色より濃く感じる。って錯覚。


クリーム色が黒に引きずられて、色が黒に「同化」している
って言うとわかりやすいかな。


ってことは、タイトルを飛び出させて大きく見せる色使いは?
商品が引き立つ背景色は?


イメージの色をきっちり再現するにはどんな色を合わせるといい?


う〜ん、色々応用が利きそうだ!!





で、話を元に戻すと、
これらの錯覚を組み合わせて動いて見える絵を作るんだね!


って、そんな簡単なもんじゃね〜〜!!!
      って聞こえてきそうだ…。がはは。





参考になったかな? 無理? 


んじゃ。ぐるぐるする蛇の仲間でも見て楽しんでて〜。
ここに山ほどあるから、倒錯の世界がお好きなあなたはどうぞ…。


http://www.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/index-j.html#allpage




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■■ 現場の錯覚 ■■ 
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んでね、たま〜に、これ曲がってるからまっすぐに直して。
っていう指示が校正で戻ってきたりする…??。


正体の文字の中に、1行だけ斜体が混じってたり。
文字列の中の、カタカナやひらがなの斜めのラインが重なると
錯覚しちゃうんだね〜。


定規を当ててまっすぐだと説明しても、
「どうしても曲がって見えるからそう見えないように直して!」


っていわれた時にはマジちょっとあせったよ。
仕方がないから一文字ずつ切り離して、上げたり下げたり微調整。(笑)


何とか真っすぐに見えるようにしたけど、本当は“でこぼこ”。


よくあるのは、名刺の住所の最後に来るメールアドレス。
半角英数なので、文字の並びによっては高さが半分しかない。


そうするとどうなる?  上の行と空間があいて見えるんだよぉ〜。
「ここ離れてるからこの行上に詰めて。」って言われてもねぇ…。


頭の「e−mail」の「l」は上いっぱいなんだよね。


そんな時も無理やりごまかす。
がはは。やれば何とかなるもんだ!!


これから、メアド新しく作る予定のあなた。
音だけじゃなく、そのへんのところも頭に入れておいてね〜。




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■■ まぐまぐいしともの本棚 ■■ 
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『デザイナー3年目 クライアントとのつきあい方読本』


   http://www.mag2.com/m/0000155103.html


「営業のハウツーものか…。ちっと勉強でもしとくかね。」
って思って軽い気持ちで読み始めたんだ。でもね、最高におもしろい!


「仕事としてのデザインやクライアントに対して
 どう向き合うかなどについてお話したいと考えております。」


 って発行者の安西さんは書いてるんだけどさ。


「どう見ても普通の仕事なのに、着手当初から小さなつまづきがある。
 打ち合わせの時、いつもの手帳を忘れた…とか。それも頻発する。。

 そんな時その仕事はよく気をつけましょう。進行するうちに必ず
『なんでこんなに!』と思うほどトラブルがいっぱいでてきます。」

 
 ??? いや、そうだけど、実際本当にそうだけど…。


「そしてもっと怖いのは、それが安い仕事だったりすることです。(笑)」


 ああ、まさにそのとおり!!!


「皆さん年末進行でブッ倒れてはないですか?
 デザイナーという職業は、傭兵や消防士とかと違って
 生死を賭ける職業ではないですよ。体だけは大切にしましょう。」


 安西さん。大好きです!!! そう、このそこはかとない自虐ネタ…。
 いしともなんだかとっても癒されるんですぅ。ヾ(≧∪≦*)ノ〃


 で、お仕事なので自分の意志をちょっと曲げて、
    クライアントの希望のデザインにしたりする。


「そして、
 私はもう何回目になるのか忘れてしまった独り言をつぶやいていた。」


   『マタ、ツマラヌモノヲ、ツクッテシマッタ』



もう何も言わない。↓ バックナンバーはこちらから。
 
    http://ordinary.jp/futu_d_malma1.html




 
 
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■■ 跋 文 ■■
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「エスカレーターは止まっていても転びそうになるのはなぜですか。」


壁紙錯視という両眼立体視で説明することが多いです。
エスカレーターはたくさんの溝があって高空間周波数成分が多いから、
周囲の低空間周波数成分との間に、retinal slipの時に速度差が生じ、
動く錯視となります。動く錯視はベクションを引き起こし、
そのため転びそうになる…。


って、難かしすぎる…。{{(T−T)}}奥が深いぞ錯覚〜!!!




あ、先週のブログの続きがやっと完成しました。


最終の名古屋行き新幹線に間に合うのかいしとも!
手に汗握る「東京漫遊記完結編。」


見てみたい? 

  ブログで写真UPしてるよぉ〜。

     http://blog.ishiguro-print.biz/



   では、また来週お目にかかれますように。(^ー^)ノ~~Bye-Bye!



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

・「おきらくいしとも」は時々、
思い込みで間違いを書くことがありそうだ。

・「おきらく印刷術」を、重要な場面でお使いになる時は、
今一度、内容をご自分で確認してからお使い下さいねぇ〜。


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■■ プロが教えるおきらく印刷術 −76の質問− ■■
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■ 発行者 : 有)イシグロ高速印刷 いしとも(石黒智子)
■ バックナンバー : http://blog.mag2.com/m/log/0000162590
■ ブログ : http://blog.ishiguro-print.biz/
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